CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
SPONSORED LINKS
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

やっちょんの【ザーぴゅー】

日々進化を追い求めるやっちょんの右脳系詩的ダイアリズム!
<< 男祭り終了!! | main | 病院中 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
熊野・御灯祭り




2012年2月6日

人生初、和歌山県熊野の「御灯祭り(火祭り)」に参加しました。

この祭りは、1400年も続くお祭りで、神倉神社の山から約2000人の「上がり子」が松明(たいまつ)を持って、我先にと538段の石段を一気に駆け下りる、女人禁制の火祭りです。「山は火の滝くだり竜」と言われる激しい火祭り、僕も楽しみにしていました。

祭りの前日から色々しきたりがあり、祭りの前は、白い食べ物(ごはん、豆腐、かまぼこなど)だけを食べ、当日の朝は極寒の海とパラつく雨の中、海水に浸かり20分ほどの禊(みそぎ)を済ませ、周辺神社にお参りに行き本番を迎えました。

本番、しかし、今年は例年にはないほどの雨。

山までの道中、急な石段を上がるにつれ雨がどんどん激しくなり、松明に火がつくか少し心配。上がり子たちが山頂付近スペースに集まると、山門が閉じられ、一旦閉じこめられる状態になります。

そして、神職の方々の儀を終えた火が下りてきて、点火され男たちが一気に駆け下りる…
はずだったのですが、あれま〜一向に火がつかない。
つかないどころか、一旦ついた火もどんどん雨に消されてしまっていく始末。
こんな状況がしばらく続き、全体にも「今年はもうダメかも」という気配が漂い始めたころでした。

先頭から松明が戻ってきたのです。
先頭目指して駆け下りるはずの上がり子たちが、先に下りてしまわず、他の上がり子に火をつけるためにわざわざ戻ってきたのです。

それでも、雨は降っていたので火はつきづらかったのですが、そこはさすが日本人!
みんな焦らずじーっと我慢しながら、お互いに協力しているうちに、雨が小ぶりになり、火がようやくつき始めたのです。

ひとつ、またひとつ、ゆっくりと火がついてゆきました。

ふと氣づいたら、いつのまにか、辺りは一面パーーッと明るく、温かくなり始めました。
雨のせいで煙漂う中、あちこちで「よいしょー」とういう掛け声でお互いを励まし合いながら光がだんだん増えてゆきました。
この光景がほんとに素晴らしかった!!
靴も服もびしょ濡れで寒いはずなのでしたが、忘れてうっとりなってしまいました。

下りは石段を走るようなことにはならず今年は「火の滝」とまではいきませんでしたが、下からははっきりと「火の竜」は繋がっていたそうです。


もう一つの物語。
今回、僕は左半身が麻痺して思うように動かない方に同行しながらこの祭りに参加させてもらっていたので、石段の上り下りは、補助役として急な石段を肩で支えながら一段一段ゆっくり移動しました。
なので周りの人からすれば、かなりチンタラと進んでいたかもしれなかったのですが、周りから「早くしろ!」とか「何やってるねん!」とかの罵声は一言も聞きませんでした。
それどころか、帰り道、最後の一段を降りるところでは、僕たちの周りには見ず知らずのサポート隊が10人くらいに増え、先を照らす人、周りの安全を確かめる人、補助している僕を後ろからサポートしてくれる人、声を常に出して盛りたてる人などそれぞれの出来ることで、その人が最後まで安全に祭りを終えるよう力を出し合っていました。

そして最後の一段を降り、その日に出逢った有志たちと「また来年会おうな」と挨拶を交わし別れてゆきました。

今年は例年に比べ見た目は派手ではありませんでしたが、僕にとっては心の奥ががめちゃくちゃ熱くなるような印象的な祭りでした。
祭りって本当はカタチじゃない、と深く感じました。


これからの未来を何か暗示しているような、そんな祭りでもありました。


| ダイアリズム | 10:04 | comments(0) | - |
スポンサーサイト
| - | 10:04 | - | - |